セプテーニ・ホールディングスの業績や将来性を分析

2020年1月12日

本日(2019/9/9)の出来高ランキングに入っていたのでセプテーニホールディングスの業績や将来性を分析していきます。

どんな事業?

まずはどんな事業をやっているかを見ていきます。

大きく2つに分かれていて、ネットマーケティング事業とメディアコンテンツ事業があります。

(※1)2018年9月期第4四半期(通期)決算説明会
https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/finance/2018/

売上は9割以上をネットマーケティング事業が占め、営業利益はメディアコンテンツ事業が赤字のため、すべてネットマーケティング事業から稼いでいます。

ネットマーケティング事業とは?

では売上と利益の大半を占めるネットマーケティング事業はどんなサービスをしているのでしょうか。

大きくはネット広告の代理店サービスと、アフィリエイトなどの自社サービスになります。

代理店サービスではネット広告の枠を仕入れて、企業に販売することを行っています。

他社との違い、セプテーニの強みは気になるところです

セプテーニの強みは?

統合報告書ではセプテーニの強みは人材とうたわれています。

会社としての強みは人材

統合報告書2018より抜粋
https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/integratedreport/

たしかにネット広告ではAIなどのシステムで差別化を目指すこともあると思いますが、良いものは他社に真似されてすぐに追いつかれることも考えられます。

人材の強みは他社がすぐに真似できるものでは無いので、大きな特徴かもしれません。

本当に人材は強いのか?という点では、3つの取り組みによって実現しています。

ネットマーケティング事業の強みは?

主力のネットマーケティング事業の強みは、まとめると経営の機動力とネット広告のノウハウです。

本当にネット広告のノウハウがあるのかな?というと、ネット広告事業は2000年から始めており、歴史が長いサービスになるので、ノウハウもたまっていると考えられます。

業績は?

続いてはどんな業績かを見ていきます。

売上規模と営業利益率は?

売上150億、営業利益9億と売上規模は大きいですが、営業利益率は10%未満と低いです。

決算短信より作成
https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/finance/2017/

売上は年+5%前後の伸びですが、営業利益は右肩下がりなことが気になります。

営業利益率が10%未満と低いのはなぜ?

2018年度の営業利益率が落ちた理由は先行投資です。主に人件費が10億増えています。

(※1)

ただ、この人件費は将来を見すえた人員増加だけではなく、給与水準を変えたものなので、来季以降の負担も大きなままと推測されます。

ですが、四半期ごとの推移では、2018年4Qには利益率が回復していますね。

2019年3Qの進捗は?

これは良い傾向ですが、本当に利益率は改善し続けているのか見てみると、

2019年3Q決算説明会資料
https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/finance/2019/

2019年3Q累計では営業利益が前年比で倍になっています。

これは通期も期待できますが、なんで倍になったのでしょうか?理由が継続するものであれば良いですね。

PLを見ると粗利率は変わっていないので、事業自体の利益率がよくなったわけではないですね。

販管費の売上比率が下がっています。

コストコントロールに成功したとありますが、2018年3Qよりも2019年3Qの人件費が下がっています。

新卒が増えたのに人件費が減っているということは全体の人数は減ったのでしょう。

体制がスリム化したのかもしれません。

今後の見通し

売上の伸びは大きくはないですが、電通との連携によって前年比で売上が伸びていることは期待できます。

広告のナレッジやテクノロジー、電通によるセプテーニのサービス販売など、具体的な施策があげられています。

大きな会社の力を使うことは実現性がありそうで期待しちゃいます。

投資対象としては魅力的?

投資対象として魅力的かどうか、株式指標を見てみましょう。

みんかぶホームページより抜粋
https://minkabu.jp/stock/4293?q=%E3%82%BB%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%8B

時価総額は470億とさすがに大きいですね。

PERは51倍と期待されていますが、高すぎる水準ではないですね。

ですが、業績予想が発表されて2019年度の純利益が△7億の見込みとなったため、PERはかなり高くなってしまいます。というか計測できません。

来期以降の成長にどのくらい期待できるかで投資を判断するしか無いですね。

ここまでありがとうございました。セプテーニは電通と提携して成長が期待できるので、2019年度の赤字を含めつつウォッチしたいと思います。