AI銘柄で注目のAI CROSSとAI insideを比較

また、動画版もありますので見ていただけたら嬉しいです。

分析結果


AI CROSSは、AIによる差別化が小さく、まだ利益を伸ばす段階ではないので割高と考えています。
AI insideは、AIの強みで地位を築いており、業績も順調で長期的には買い、短期的には株価が不安定で買わないです。

事業


AI CROSSは企業とエンドユーザーがコミュニケーションする際のメッセージシステム事業を行っています。
会社名からするとがっつりAI関連の会社かと思ってしまいますが、実はAIがまだ本業に大きく関わっていない会社です。

一方でAI insideは手書きの文字をデータ化するときに使われるOCRという文字認識システムの事業を行っています。AI crossとは違って、本業にAIが大きく関わっている会社です。

指標

株価


まずは指標ですが、株価から比較します。
AI CROSSは昨年の2019年10月に上場したばかりで、まだ株価が安定していないです。どのくらいの株価で落ち着くか見えていません。

AI insideはさらに上場してから日が浅く、昨年の2019年12月に上場したばかりです。まだまだどの株価に落ち着くかがわからないので、直近に13,000円から17,000円へ急上昇しましたが、これから元の水準に戻るか、更に上で定着するかもわかりません。

AI crossとAI insideともに上場してから日が浅いので、買いどきかどうか、割安かどうかを株価から判断するのは難しいです。
そのため、業績やPERから判断していきます。

PER(株価収益率)


では指標のPERを比較します。PERは株価収益率のことで、株価が一株あたり純利益の何倍かを表しています。これは時価総額が純利益の何倍かとまったく同じで、株価収益率が高すぎるということは純利益よりも異常に時価総額があるので、割高になります。

まず、AI CROSSは2019年度の純利益が1億2,000万円、時価総額は88億なので、想定PERは90倍です。成長途中にあるベンチャーは株価収益率が100倍を超えることがよくあるので、AI CROSSは株価収益率が高すぎるわけではなく、時価総額もまだまだ小さい会社なので、業績が伸びれば株価が上がる余地はあると考えています。

AI insideは2月12日に業績予想を上方修正しました。年度始めの予想よりも売上・利益ともに伸びています。
今の時価総額が630億、純利益の予想が3.5億なので、想定PERは180倍とかなり高いです。
180倍だとかなり割高に見えますが、もしその次の年も同じように売上が10億伸びると売上25億になり、純利益率が変わらなければ純利益は5億出ると予想できます。そうなると想定PERは120倍近くになり、どんどん買っても良いと思えるくらい下がってきます。
加えて、AI insideの事業は開発したOCRシステムをサブスクリプションで販売するサービスなので、売れば売るほど利益率が上がると考えられます。もし来期の売上も順調に伸び、かつ利益率も良くなればPERはもっと下がっていくことが予想できます。

業績


AI CROSSは売上が順調に成長してはいますが、2019年度はこれまでの成長速度が落ちる予想です。
伸びてはいるのですが、成長中のベンチャー企業は大きな成長を求められるので、AI CROSSにとって悪い材料です。
そして、その次の2020年度は売上が伸びますが、利益は少しだけしか増えない計画です。売上を伸ばした分を広告や投資に回す計画ですが、まだまだ利益が伸びないとなると、すぐにPERは下がらないので、株価は2020年度も大きくは上がらないと考えています。

AI insideは2019年度の利益が2億の計画でしたが、直近の第3Qでは年間の純利益予想を3.5億に修正しています。
売上は前年に比べて大きく成長しており、今後の伸びも期待できます。
順調に成長していることには理由があり、それは販売パートナーと提携していることです。自分たちの力だけに頼らず、売上を伸ばすためにしっかりとした戦略を持っているため、これからの売上成長も期待できます。

将来の見通し


AI CROSSはメッセージサービスでシェアが2位であり、シェア拡大余地があります。ただ解約率が低いので他社のシェアを奪えるかどうかは不透明です。
また、エンドユーザーとのメッセージサービスの他にビジネスチャットを提供していますが、これはslackやMicrosoftが強いため、これから伸び続けるかどうかも見えません。
また、AI CROSSという社名ですが、メッセージサービスが主力であり、AIそのものが売上の多くを占める会社ではありません。
AIの権威と連携はしていますが、そのAIを使った売上は2,000万以下とまだ小さい事業です。

一方で、AI insideはOCRシステムのシェアがトップであり、ここにがっつりAIが使われているので、簡単にはひっくり返されないと考えています。
加えて、いま得意としている文字認識システム1本で攻めるのではなく、パートナーが開発するサービスにAI insideのシステムを連携させ、事業領域を拡大する方針です。

まとめ


AI CROSSは、AIによる差別化が小さく、まだ利益を伸ばす段階ではないので割高と考えています。
AI insideは、AIの強みで地位を築いており、業績も順調で長期的には買い、短期的には株価が不安定で買わないです。

これで終わりになりますが、ここまで見ていただいてありがとうございました。
チャンネル登録をしていただけたら嬉しいです。
また、くれぐれも投資は自己責任で行っていただくようお願いします。
ありがとうございました。