UUUMとサイバー・バズを比較

今回はyoutuber事業のUUUMと、インフルエンサー事業のサイバー・バズを比較しました。
youtubeとインフルエンサーは似たようなイメージを持ちますが、UUUMとサイバー・バズの事業は大きく違うので、2社を比べながら分析を紹介します。

また、動画版もありますので見ていただけたら嬉しいです。

分析結果


まず最初に分析結果から伝えてしまいます。
UUUMはyoutuberに特化しており、これからのyoutubeの流れが不透明なことから、株価が上がる可能性は低いと考えています。
反対に、サイバー・バズはインフルエンサーを活用したマーケティングを企業に提供しており、かつ攻める戦略も安心できます。そのため、株価は上がる可能性が高いと見ています。
本当にそうなのか?理由を詳しく見ていきましょう。

指標

株価


まずは指標から、株価です。
UUUMは最高値から半分近く下がりました。短期的には下げ止まっていないので、いまUUUMを買っても一時的に損失が出る可能性は高いです。
ですが、これから利益が成長していくのであれば、株価も上がっていく可能性が高くなります。
会社の時価総額は、その会社がどれだけ利益を生み出すかに左右されるからです。
UUUMは株価が下がってしまいましたが、これから利益成長していくことが予測できれば、割安で買いどきだと判断できるので、利益はどうなるかをチェックしていきます。

サイバー・バズは昨年2019年9月に上場したばかりで、まだ株価は安定しているとは言えず、これからどの水準で落ち着くか、わかりにくい段階です。
ですので、業績に特に注目して、成長が期待できるのであれば買うことを検討していきます。

PERと時価総額


次は、割高か割安かを表すPER(株価収益率)です。
UUUMとサイバー・バズともにPERは70倍ほどと高く、期待されていますね。
AIや特に注目されているベンチャーはPERが100倍を超えることも多いですが、一般のIT企業でいうとyahooのZホールディングスは30倍なので、70倍は高めであることがわかります。
特にUUUMは株価が最高値の半分近く下がって70倍なので、株価が高かったときはもっとPERは高く、割高な水準でした。
現時点では70倍が割高ですが、これから利益が成長するにともなって、PERが低くなって安定した株になるか、もしくは株価が上がってきます。
このように、今後の成長に大きくかかわってくるので、次は業績を見ていきます。

業績


まずは決算発表で株価が下がったUUUMです。株価が下がった理由は何だったのでしょうか?そして、その理由を解消して今後成長できるのでしょうか?
2019年度までの過去推移では売上・利益ともに順調に成長してきました。
ですが、2020年度2Qでは売上の成長率が下がってしまい、これが理由で株価が下がりました。
今まで急成長してきて、くわえてTVに出ている芸能人がyoutubeに進出するなど、youtubeは盛り上がっていることもあってUUUMは大きく期待されていましたが、予想に反して成長しなかったんですね。
この成長しなかった理由を分析する前に、昨年の2019年をよく見ると、実は利益体質が悪化していました。
売上はしっかり成長していましたが、現場の利益率を表す売上総利益率、つまり粗利率は29%から27%に下がってしまいました。
それに加えて販売費コストが大きく増えているため、本業の利益率を表す営業利益率は0.2%しか改善しませんでした。190億の売上で12億の利益では、ネット企業としては低い水準です。

この販売費コストの内訳は、新規事業であるグッズ販売に関わるコストでした。業務委託料なので、デザイン料などと推測されるので、現場の利益率である売上総利益率は2%しか下がらなかったですが、この販売費コストを含めると利益体質は悪くなっていることがわかります。

そして、2020年の1Qと2Qは、2019年4Qと比べて売上が落ちて、株価も下がっています。
この1番の理由は、UUUMは所属しているyoutuberの広告収益の一部を受け取っており、この広告収益が下がったことです。
所属youtuberの再生数が落ちたことに比例して、売上も下がっています。

サイバー・バズは売上・利益ともに右肩上がりで言うことありません。インフルエンサーマーケティングという新しい分野の事業ですが、しっかり利益を出す体制ができているのでとても良いことです。
サイバー・バズの強みでもありますが、インフルエンサー事業はインフルエンサーに対して売り上げるのではなく、インフルエンサーと連携して企業向けにマーケティングを提供しています。
相手が個人ではなく企業なので、安定した売上と利益を早くの段階から確保できています。これは大きな強みです。

将来の見通し


UUUMとサイバー・バズのちがいは、UUUMはyoutuberに特化して、そのyoutuberが受け取る収益の一部を売上として受け取っていること、サイバー・バズはインフルエンサー広告を活用して企業からマーケティング費用として売上を得ることです。
UUUMはyoutuberが所属していることも大きな特徴です。登録者数の多い有名youtuberを専属で抱えていることが強みです。

サイバー・バズはyoutubeもインフルエンサーの領域に含めていて、最近では多くの芸能人がTVからyoutubeに進出していますが、その支援も行っています。
サイバー・バズはアメブロを展開しているサイバーエージェントの関係会社なので、そのつながりもあって芸能人の支援ができているのかもしれません。
反対にUUUMにとっては競合が増えるので、大きな流れに乗っているのはサイバー・バズと言えます。

まとめ


UUUMはyoutuberに特化しており、これからのyoutubeの流れが不透明なことから、株価が上がる可能性は低いと考えています。
反対に、サイバー・バズはインフルエンサーを活用したマーケティングを企業に提供しており、かつ攻める戦略も安心できます。そのため、株価は上がる可能性が高いと見ています。

これで終わりになりますが、ここまで見ていただいてありがとうございました。
また、チャンネル登録をしていただけたら嬉しいです。
そして、くれぐれも投資は自己責任で行っていただくようお願いします。ありがとうございました。