ZOZOが連結されれば割安!?【Zホールディングス(Yahoo)】わ=かりやすい決算分析

2020年1月14日

ZOZOの子会社化を発表したりと話題の多いZホールディングス(Yahoo)を分析します。

今後割安になっていくかどうかを決算分析によって調べていきます。
決算分析を材料に上がりそうな株を選んでいきますので、チャンネル登録がまだの方は登録いただけましたら幸いです!

事業は広告とネット通販であるECです。

攻めのIT経営銘柄としても注目されています。

指標では時価総額は2兆円とかなり大きいです。

PERは28倍なので、成長が大きいベンチャーIT企業よりは割安です。

ですが競合の楽天はPERが8倍なので、割高です。

良く言えば、楽天よりも期待されています。

株価は5年前の500円より△20%低い400円です。

利益は上下変動を繰り返しているので、株価は上向きにはならない状態が続いています。

直近では2019年11月に株価が伸びています。

これはZOZOの子会社化発表が要因です。

業績では売上は右肩上がりが続いています。

これは好材料です。

ですが利益は伸びていません。

売上・利益ともに右肩上がりてはなく、コストをかけながら規模を拡大しています。

このまま売上が伸び続けるのであれば、どこかのタイミングで利益重視に転換すると考えられます。

そうなれば株価の伸びもさらに期待できます。

安全性では、親会社持分比率(自己資本比率にちかい)は33%と高くありません。

ですが営業キャッシュフローは年間1,000億円以上稼いでいるので問題ないです。

割高か割安かを表すPERは20倍くらいが続いています。

ここ最近はZOZOのニュースによって少しPERは伸びました。

財務キャッシュフローがマイナス△2,600億も出ているのは気になります。

この要因は銀行事業の株取得が要因です。

続いてなぜ売上は右肩上がりなのに、利益は下がっているのかをチェックします。

利益が400億円下がった要因は、PayPayのコストとアスクルの火災といった一時的なものが210億円、その他は今後も継続してかかるコストです。

PayPayの100億あげちゃうキャンペーンは大きなコストでしたが、それがなかったとしても利益は下がっていました。

現場のコスト率を表す売上原価率は変わっていません。

そうなると、営業や管理部門といった販管費が悪化したことになります。

セグメント別で前年と比べると、

主力のメディア事業・EC事業ともに利益は下がっています。

メディア事業はマイナス△150億円、EC事業はマイナス△270億円です。

メディア事業は広告がメインですが、売上は順調に伸びています。

EC事業はPayPayの決済から旅行のO2OなどZホールディングスのサービスにつながっています。

O2OはOnline to Offlineのことで、ネットから実際に行く旅行などにつなげることです。

こうみると、EC事業は楽天とかなり似ています。

楽天カードや楽天銀行、楽天トラベルなど完全に競合しています。

EC事業では商品の流通量といった指標はどれも順調です。

利益は落ちていますが事業は順調に伸びているため、成長が期待しやすいです。

PayPayのイメージが強いのですが、長い目で見るとFintechよりもEC事業を伸ばす戦略です。

決済事業でデータを取ってお客さんを囲い込み、利益はECで取りに行く戦略です。

PayPayは戦略通りに伸びています。

戦略がうまくいく実績は強みです。

PayPayは利益を取る手段ではなく、他の事業の利益を増やす戦略です。

Zホールディングスは広告からFintech、ECと広く事業をやっています。

どれか1つがうまくいくから株価が上がるのではなく、事業全体が絡み合って価値になりそうです。

直近の2019年第2Qは売上・利益ともに順調に伸びています。

引き続きサーバー費用などの継続コストは増えていますが、PayPayのキャンペーンコストは減りました。

加えて、まだZOZOの業績は入っていません。

11月に子会社化が完了したので、9月に終わった2019年第2Qの業績には入りませんでした。

事業でもプラス面は大きいですが、数字の面でも少しプラスになります。

ZOZOの年間純利益は150億なので、51%株を取得すると75億円Zホールディングスの純利益が増えます。

意外にあまり大きなプラス影響ではありません。

ZOZOに比べてZホールディングスがかなり大きいからです。