コア事業の再評価で株価上昇するのか!?【楽天】わかりやすい決算分析

2020年1月14日

携帯事業参入で話題になっている楽天が割高なのかどうかを分析していきます!
今後割安になっていくかどうかを決算分析によって調べていきます。決算分析を材料に上がりそうな株を選んでいきますので、チャンネル登録がまだの方は登録いただけましたら幸いです!

事業はネット通販(EC)だけでなく、楽天カードを始めとした金融や楽天トラベルなど幅広いです。

指標では時価総額が1兆円を超えており、かなり大きいです。

ここまで大きいと全部を把握できませんが、株価に影響を与える材料を一つずつチェックしていきます。

割高か割安かを表すPERは8倍と低いです。

株投資では事業の種類を広げる多角化をすればするほど割安になるコングロマリットディスカウントがあります。

投資しようと思ってもすべてを把握できないので不安だからです。

それを踏まえてもIT企業の中では割安な水準です。

割安になっているのは期待が小さくなっているからですが、株価の推移を見ても右肩下がりが続いています。

この右肩下がりトレンドを打ち破る材料はあるのでしょうか?

直近の2019年3月には800円から1,200円に+50%伸びました。

この要因は政府が推進するPayPayなどのキャッシュレス事業に楽天も強いと見られたからです。

コアな本業であるEC事業やフィンテック事業全体が上向きになる材料があれば株価は反応するようです。

業績を見ると、売上は5年間右肩上がりが続いています。

純利益も上下変動しながら伸びています。

売上・利益ともに伸びているのは好材料です。

安全性を見る自己資本比率、楽天は親会社持分比率ですが、これを見ると10%と低いです。

これは借り入れを多くして投資をしたり、金融事業が影響しています。

事業でどれくらいお金を稼げているかを見る営業キャッシュフローは1,400億と大きいです。

さすが純利益が高いだけあります。

キャッシュフローを見る限りでは安全性は高いと考えます。

これから利益は伸びて株価もそれに合わせて伸びるのか予想するために、2019年度の要因をチェックします。

まず売上は伸びているのになんで本業の利益を表す営業利益が下がっているかです。

そして営業利益は黒字なのに、最終結果である純利益はなぜ赤字なのかです。

インターネット・金融のフィンテック・携帯モバイルとセグメント別で見ます。

インターネットは前年比+100億と順調です。

反対に金融のフィンテック事業は前年比マイナス△100億円なので、インターネットとフィンテックでとんとんです。

そして携帯モバイル事業が前年比マイナス△250億円と大きな赤字です。

携帯モバイル事業の赤字が会社全体の足を引っ張っているのでマイナスイメージが強いです。

それでも携帯モバイル事業は楽天が新たに通信事業者(キャリア)として参入していますが、既にあるdocomo・au・ソフトバンクは大きな利益を稼いでいます。

そこを狙いに行っているので前向きな赤字です。

意外だったのが、楽天市場などすでに大きくなっているインターネット事業がまだ伸びていることです。

インターネット事業に限らずコア事業は順調に成長しています。

モバイル携帯事業に参入せずコア事業に集中していたら期待の指標であるPERはもっと高かったかもしれません。

また、もし携帯モバイル事業がうまくいかなかったとしてもコア事業でも十分成長しています。

コア事業の価値がもう一度評価される可能性もまだあると考えます。

続いて、営業利益が黒字で純利益が赤字の要因はUBERのような配車事業を行っているLyft株の損失です。

直近3ヶ月間である2019年第3四半期を見ても、コア事業は順調に成長し、投資事業と携帯モバイル事業が利益減少となりました。

楽天市場と楽天カード、楽天トラベルなど様々なサービスが楽天ポイントなどで結びついているコア事業の価値をさらに伸ばしていく戦略です。

コア事業には最強の競合であるAmazonがいますが、楽天は楽天なりにどっぷりハマったユーザーを獲得できています。

インターネット事業とフィンテック事業を合わせると利益は横ばいですが、売上は1,300億伸びています。

2019年は政府によるキャッシュレスの推進で株価が伸びましたが、PayPayやLINEペイはこの政策に合わせて事業を拡大しました。

ですが楽天はもともと強かった領域があって、そこの外部環境が強くなっています。

キャッシュレスに限らず今後も伸びが予想されるフィンテックまわりを押さえることができています。

すでに大きくなった楽天市場もまだまだユーザー数の伸びは続いています。

モバイル携帯事業は赤字が続いています。

また携帯電波が繋がりにくいニュースや投資の大きさから利益圧迫が懸念されています。

こういったマイナス面が強調されていますが、コア事業の強さと携帯モバイル事業がソフトバンクのように花開くことが期待できればPER8倍は割安かもしれません。

ここまでありがとうございました!

投資は自己責任でお願いします!

IT楽天

Posted by michi