AI銘柄【Kudan】2020/3決算アップデート|株価は短期下落・長期上昇の理由|(4425)

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分析結果

M&Aに積極的・売上総利益率○

こんばんは。今回はAI銘柄のKudanについて、決算アップデート分析をしました。

前回は今年の4月中旬に分析をしましたが、5月に決算発表がありました。

早速、分析結果は、

2019年の決算では業績面は悪化したが、戦略面の強さは変わらず。

具体的には、短期的にはM&Aが利益を圧迫している。

しかし、M&Aに積極的であり、かつ売上総利益率が高いため利益は回復しやすいので、

株価は短期下落・長期上昇

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分析point

業績・戦略・指標

現状のおさらい

株価は下落

2018/12上場時は10,000円で、すぐに2倍の22,000円まで上昇。

しかし、その後は下落が続き、かつコロナショックもあり2,700円へ

今は5,400円と上場時から半分の水準

株価下落要因はコロナショックだけじゃない

黒字見込みが赤字に転落した

事業は視覚AI

機械の眼のアルゴリズムを専門とした深層技術の研究開発

point① 業績から判断すると株価は上がらない

①業績から判断すると株価は上がらない

マイナス材料

売上成長は鈍化

今までは販売チャネルの拡大によって売上は大きく成長していたが、成長幅が鈍化

売上計上まで時間が書かる長期案件が増えたことが理由

また、コロナショックによって中国・ヨーロッパの案件は延期している

2倍の成長計画を未達成

3Q時点では2倍近い売上計画を達成できる見通しだった

利益体質も悪化

これまでは利益を伸ばしていたが、売上鈍化に伴い利益も悪化

利益悪化は売上鈍化が理由

固定費増加を売上増加で吸収できていない

2020計画も売上は不透明

2020年の売上計画は全く成長しない4億6,000万から6億7,000万のレンジ予想

売上上限でも利益は赤字可能性

売上6億7,000万→売上総利益率91%→販管費増加率74%→営業利益△9,000万

固定費増加を抑えられれば良いが、不透明

プラス材料

売上総利益率は良い

売上に比例してほとんど原価が増えていない

結果、売上が伸びるほど売上総利益も大きく伸びる

今の課題は販管費の固定費を吸収できるくらい売上を伸ばせるかどうか

進行中の案件数・規模は増大

今後の売上増加を期待できる一つの要因になる。

業績面の結果

売上増が固定費増を吸収できず

2019年度の決算は蓋を開けてみると売上の成長が鈍化してしまった。

業績から判断すると株価は上がらない

この課題を解消するには戦略によって売上を増やすしか無い

point② 戦略から判断すると株価は短期下落、長期上昇

②戦略から判断すると短期下落、長期上昇

プラス材料

強みは視覚AIの技術力

視覚AIの商用化力

空間知覚技術のSLAMの専門人材が多く在籍

技術力を強みに、半導体メーカーや国内外の先端企業と提携している

売上増加戦略としては、販売先と技術ラインナップの拡大を進めている

市場環境は視覚AI領域が拡大

自動運転・XR

XRはAugmented Reality・Virtual Reality・Mixed Realityの総称

共同開発案件が増加

Kudanの想定よりも市場拡大速度が早い

M&Aに積極的

事業会社の設立・買収を検討

狙い:技術を活用するため製品開発へ参入

先端技術導入の早い中国へ

人材を求め欧米へ

2020/1にArtisense社を買収

Artisense社の買収は大きな勝負に出ている

M&Aに積極的なことは良い

画像認識・深層学習の会社

自動運転研究の第一人者が率いる

エンジニア20名超の世界最高峰チーム

よく買収できたな。。。

Kudanは技術の商用化に強み

代表は2005年から社長経験あり

経験が長いのは大きい

役員もコンサルや大手の経験者

固い会社かも

マイナス材料

買収したArtisense社は赤字△2億

Kudanに結構マイナスインパクトある

M&Aに積極的なのでプラス材料だが、短期的には利益悪化要因

買収コストは18億~36億ほど

3段階で取得し、3段階目は会社価値未定

2019/3時点:Kudanの現金は8億、総資産も9億

Kudanの時価総額は300億

最大26億の第三者割当で対応する

割当先はArtisense社の株主

戦略面の結果

M&Aは短期で利益圧迫

Artisence社の買収は△2億の利益圧迫要因。しかし、

売上拡大の可能性は大きい

技術力が高いことに加え、M&Aなどの投資も成長につながるので、

戦略から判断すると短期下落・長期上昇

point③ 指標から判断すると株価は上がらない

③指標から判断すると株価は上がらない

マイナス要因

PERは無し

利益がほぼ出ていないので、PERは割高

PSR 82倍

利益が伸びてこないのでPER・PSRともに割高感が消えない

自己資本比率は65%に悪化

2018年3月は自己資本比率95%と良好だった

総資産9億のうち現預金は8億

借入金はない

自力でここまで大きくなってきた会社

堅実である

買収によって、借入金1億6,000万円などの負債が増えた

大きな問題ではない

むしろ今までは安全すぎた

指標面の結果

PER・PSRとも割高

利益が短期的には増えないので、

指標から判断すると株価は上がらない

結論、株価は短期下落・長期上昇

M&Aに積極的・売上総利益率○

2019年の決算では業績面は悪化したが、戦略面の強さは変わらず。

具体的に、短期的にはM&Aが利益を圧迫している。

しかし、M&Aに積極的であり、かつ売上総利益率が高いため利益は回復しやすいので、

株価は短期下落・長期上昇