あと1年以上は割高が続く!?【カオナビ】は割安株か分析

2020年1月7日

チームスピリットの分析をしたので、競合であるカオナビを紹介します。

今後割安になっていくかどうかを決算分析によって調べていきます。

決算分析を材料に上がりそうな株を選んでいきますので、チャンネル登録がまだの方は登録いただけましたら幸いです!

カオナビの事業とは?

カオナビはクラウド人材マネジメントシステムを提供しています。

会社名のとおり顔写真をメイン素材として人材管理できることが特徴です。

チームスピリット社のサービスとの違いは、チームスピリットが勤怠管理や経費申請などの労務管理面をカバーしていて、カオナビは労務管理ではなく採用や育成、評価などの人材管理をカバーしていることです。

人材管理分野をカバーしている

(※1) 2019年3月期 決算説明資料
https://corp.kaonavi.jp/ir/library/report/

人事分野のシステムは労務のイメージが強いのですが、カオナビは採用・育成に特化しています。

この分野の違いは他の競合との差別化要因になります。

(※1)

どのように採用や評価をシステム化しているかと言うと、評価のワークフローや社員リストをわかりやすくシステム上で実施・管理したり、人材データベースを使って人員配置や人材開発に活かしています。

売上は順調、利益は赤字だが・・

続いて業績を分析します。

(※2)有価証券報告書・決算短信より作成
https://corp.kaonavi.jp/ir/library/securities/

売上16億、営業利益△7,300万です。

売上はかなり順調に伸びていますが、利益はずっと赤字続きです。

本当なら赤字続きだと投資したくないですが、カオナビは月額課金のサブスクリプションモデルなので、売上が増えれば利益も一気に増えます。

実際に利益を出そうと思えば出せるのか、また売上の伸びはこのまま続くのかどうかをチェックです。

売上高でなく粗利率も良くなっている

カオナビのコスト構造はどうなっているのでしょうか?

(※2)

グラフにしてみるとかなり良い感じです。

売上はちゃんと伸びていて、折れ線グラフは粗利率ですが、こちらも良くなっています。

労働集約型の会社は利益率の改善が難しいですが、カオナビは今後も利益率が良くなる余地は大きいです。

赤字の原因は販管費

(※1)

また赤字が続いて大丈夫かと思いましたが、原因は原価ではなく販管費でした。

原価が多くかかっていて粗利率が悪いと黒字化は大変ですが、カオナビは販管費が重荷になっているので全然問題なさそうです。

では販管費の中身をチェックすると、主には広告費ではありませんでした。

広告費は1億7,000万だけで、販管費11億のうち、人件費が5億と一番の要因になっています。

ここで、たしかに粗利率は66%と高い水準ですが、販管費の人件費と原価を合わせたコストは売上の67%になるため利益率が良い事業構造ではないですね。

時価総額は296億

みんなの株式ホームページより抜粋
https://minkabu.jp/stock/4435

2019/8/28時点では時価総額が296億円で、PERは赤字なので△265倍です。

まだ売上16億で黒字化していない会社としてはかなり時価総額は大きいです。

ですがHRテック分野は活況で、今後も売上が伸びることは期待できます。

そして、もし利益が10億出れば時価総額300億はPER30倍なので割高ではないです。

更新|2019/12/30時点では時価総額440億

株価が上がったので時価総額は440億と大きくなっています。

これからどれだけ利益成長して割高感がなくなるかがポイントです。

株価は2019年9月にかけて2,500円まで下がり、そのあと上場来高値の4,000円まで戻してきています。

上場後の株価上昇が見直されて、そこからまた上がってきたのは良いです。

本当に伸びる株なのか見極めが入って買われています。

2020年3月期の2Qは売上が順調に伸び続けています。

売上の伸びが続く見通しであれば株価も下がりにくいと考えます。

あとは利益がいつ伸びてくるかです。

利用顧客数が順調に伸びているので売上も伸びています。

現場の利益率を表す売上総利益率、つまり粗利率は横ばいです。

売上が伸びて会社の規模が大きくなっても利益率を維持していることは良いです。

従業員数も増えていますが異常ではありません。

そして、2020年3月期の予想を修正しました。

売上は当初の予想よりも伸びているのですが、利益は△2億5,000万〜△3億5,000万と大きく赤字の予想です。

赤字の要因の多くは広告などのマーケティングコストです。

売上をさらに伸ばして成長し続けるためなので良いですが、いつまで投資段階を続けるのかは不安です。

カオナビは順調に売上を伸ばしており、人手不足対策のための生産性向上や、クラウド型サービスなど良い材料は多いです。

それでも利益を出さない限りはPERが高いまま、割高のままなので、不安にはなります。

本日2020/1/6時点ではカオナビ株を保有していますが、売上の伸びが鈍化する兆しがあれば売却を考えます。

それまでは、このまま目標どおり2024年に売上100億を達成して株価もさらに伸びることを期待しています。

ここまでありがとうございました。