ぐるなびの業績や将来見通しを分析

2020年1月12日

ぐるなびがYahoo株価情報のトレンドに入っていたので分析してみます。

ビジネスモデル

食べログと同じ飲み屋など飲食店のサイトを運営していますね。なじみはあるのですが、業績やビジネスモデルはイメージつかないので、ひとつずつ見ていきます。

まず事業構成ですが、9割以上がぐるなびサイトに関連する飲食店販促サービスです。

2019年3月期決算説明資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2440/tdnet/1703917/00.pdf

飲食店からの加盟料が主な収入ですね。

強みは飲食店の支援

また、ただ単にサイトに掲載するだけではなく、飲食店を支援することでぐるなびサイトに掲載するメリットを作り出しています。

サポートするための体制もかなりできあがっています。

連携企業は名だたる企業が並んでいますね。

サービス自体は誰もが知っているくらい周知されているので、いま時点でどのくらいの利益が出ているのかや今後の成長見込みが気になります。

売上は横ばい、固定費が重い

業績はなかなか厳しいです。

決算短信より作成
https://corporate.gnavi.co.jp/ir/library/presentation.html

売上規模は320億とさすがに大きいですが、営業利益率が10%前後と思ったよりも高くないです。

利益率が低い要因は?

利益率が低い要因として、販管費がかなり重いですね。

販管費の売上比率がこんなに高い理由は、強みであるサポート人員のコストです。

販売を促進するので販管費ですが、 売上のためにはこのサポート人員は必要なので、 内容としては売上原価に近いと思います。

上のグラフ推移を見ると、緑色の人件費はほとんど横ばいです。

これが固定費なので、売上が増減しても関係なくコストがかかっちゃうんですね。

なので、2018年度から2019年度にかけて売上が35億落ちていますが、それでもコストはほとんど変わっていないので利益も同じく35億落ちています。

売上は少しずつ減少

売上が少しずつ減少、ほぼ横ばいなことはかなり気がかりです。

これだと期待されにくく、株価も上がりにくいのではないのでしょうか。

将来売上が伸びていくのか確かめるために、今後の戦略は押さえておきましょう。

将来性は?

将来性はどうか?ということで、どんな戦略を立てて売上げアップを目指しているのでしょうか。

課題はお店へお客を呼ぶこと

課題としてお客を呼ぶことが弱いとしています。

それが加盟店離れを引き起こしているのですね。

コンビニに行くといろいろな会社のポイントが貯まるようになっていますが、そんなポイントへの対応などを具体的にはあげています。

今後の戦略は楽天との連携

では対策としてどんな戦略をかかげているのでしょうか。

ずばり楽天との連携ですね。楽天経済圏に入っていくようです。

これは戦略として良いのでは無いでしょうか。

自社だけで広告するよりも、大きな力を借りたほうが事業は加速しそうです。

楽天の力で売上が増えれば、利益は大きく伸びそうですが、実際にはどうなのでしょうか。

2020年度の進捗は?

2020年度の予想は赤字

そもそも2020年度の利益は赤字予想なんですね。

理由は収益体質の改善のためです。固定費を減らして利益を出やすくします。

売上を伸ばす戦略にコストを使うわけではないのかなと思いましたが、ちゃんとネット予約の促進にはお金を使うようです。28億。

こうみると直近の2020年度はもちろん、2021年度も大きく売上が伸びることは難しいのかと感じてしまいますが、どうなのでしょうか。

2020年1Qの売上はマイナススタート

開示計画通り赤字からのスタートになっています。

2020年1Q決算補足説明資料
https://corporate.gnavi.co.jp/ir/library/presentation.html

気になるのは楽天との連携による売上増加ですが、どうなのでしょうか。

売上は伸びていませんが、ネット予約数は伸びています。

なにより2020年1Q資料を見てびっくりしたのは社長が楽天から来た人に変わったことですね。

ぐるなびと楽天の本気度が見えます。これは期待したくなります。

株価や指標はどう?

PERは55倍、時価総額は330億ですね。

みんかぶホームページより抜粋
https://minkabu.jp/stock/2440

売上が伸びていない、利益は赤字見込みの割にPERは高いです。

社長人事が発表される前後から株価は上向きですが、今後も期待したいです。

経営陣も変わってなかなか見応えがあるので、これからもチェックしていきます。

ここまでありがとうございました。